労務デューデリジェンスとは?
労務デューデリジェンスは、対象会社の未払賃金等の簿外債務の有無の確認、現状の人事労務管理における問題点の把握・整理を行います。また、依頼主のニーズに応じて、統合・買収前及びPMIにおける人事労務管理支援(人員計画や人事制度の統合に関する問題点の把握・整理及び課題対応についての支援)を行います。
Phase.1 買収価格マイナス要因(簿外債務)となりうる主な調査項目
- 未払賃金の有無(時間外手当の計算方法、残業時間の把握方法等)
- 退職給付債務
- 社会保険、労働保険の加入状況
- 労働関係各庁からの是正・指導状況
- 障がい者雇用状況
- 労務トラブル(解雇、雇い止め、懲戒処分等)の有無と内容
- 代休(振替休日)の未消化状況
- 有給休暇引当金の算定(IFRS対応)
Phase.2 人事労務管理に関する主な調査項目
- 経営理念と人事労務管理との関連性
- 組織図、人員構成
- 就業規則等規程の整備と運用状況
- 労使協定の締結、届出状況
- 報酬水準、人事評価制度
- 労働時間管理状況
- 離職率、退職事由
- 休職者への対応
- 健康診断実施状況
- 年次有給休暇取得状況
- 福利厚生
- 労働安全衛生管理体制
Phase.3 統合・買収前及びPMIにおける人事労務管理支援
- キーパーソンの把握(リテンション対策)
- 従業員モチベーション管理支援
- 人員計画の策定支援
- 人事制度の統合支援
- 人事評価制度見直し支援