ビジネスデューデリジェンス
ビジネスデューデリジェンスは、ターゲット企業の外部環境、市場動向を踏まえたビジネスプロセスの理解・把握、業績の分析、シナジー効果の検討と定量化等を行います。
ターゲット企業の正常収益力の評価に当たっては、その収益・費用を生み出すためのビジネスプロセスを把握しておくことは重要であり、当社では、財務デューデリジェンスにおける正常収益力の評価に加えて、その前提となるビジネスプロセスの把握を含む事業構造分析や業績構造分析を併せて実施することが可能です。
Phase.1 ビジネスプロセスの理解・分解
- マクロ環境(外部環境)分析
- 市場動向分析
- 競争環境分析
- ビジネスプロセス理解・分解
Phase.2 業績構造の把握・分析
- ROIC分析
- 収益性分析
- コスト構造分析
- 効率性(回転率)分析
Phase.3 シナジーの抽出・評価
- 収益シナジー(クロスセリング、営業ノウハウ共有等)
- コストシナジー(共同仕入、営業拠点集約、間接部門統合、物流拠点統廃合等)
- ディスシナジー(優秀人材の流出等)
Phase.4 事業計画策定支援
- 施策策定
- 具体的なアクションプラン策定
- インセンティブ制度
- 数値への落とし込み
ITデューデリジェンス
ITが現在の企業活動の大部分に関わっていることからもわかるように、経済活動のインフラとして、その整備・運用状況を把握しておくことは必須といえます。J-SOXにおいても、内部統制の確立に不可欠な構成要素として「IT統制」が挙げられており、ITが内部統制に与える影響は非常に大きなものといえます。
コーポレート・アドバイザーズ・アカウンティングでは、顧客ニーズに応じて、ITに係る買収価格への影響調査、システム統合におけるリスク・シナジーの把握、買収後のJ-SOX対応が必要と考えられる場合のIT統制の未整備等の重大なリスクを洗い出し・課題抽出を行います。
Phase.1 情報システムの概要把握
- 情報システム組織体制
- 企業戦略と情報システム戦略の整合性
- システム概要図
- データフロー図
Phase.2 買収価格への影響調査
- 過去の情報システム投資の妥当
- 維持、運営コストの把握
- 将来の情報システムへの投資計画の検討
- IT基盤(ネットワーク、ハードウェア、ソフトウェア)の問題点の把握
Phase.3 M&A後のシステム統合
- システム統合におけるリスク
- 統合によるシナジーの把握
Phase.4 J-SOXに与える影響調査
- 開発プロセス
- 情報セキュリティーの検証
- 情報システムの保守、運用体制検証
- バックアップ体制、災害危機計画の検証
法務デューデリジェンス
法務デューデリジェンスは、ターゲット企業に内在する法務リスクの検討のほか許認可関係、係争案件等の把握、M&Aにより発生する法律上の問題点の把握・整理を行います。
また、譲渡契約書への記載事項の検討も行います。法務デューデリジェンスについて、法律事務所への依頼を検討されている場合は、ディールの規模に応じて当社提携先である法律事務所のご紹介も可能です。